オガタマノキ

オガタマノキ　モクレン科モクレン属

杜のまちやと言えば赤い格子。その赤い格子と対をなすように植えられているのが、杜のまちやのシンボルツリーのオガタマノキです。一年を通じて緑が絶えることのない常緑樹のこの木は、別名をトキワコブシとも言い、杜のまちやのオガタマノキは、4月頃にバナナの香りがする可憐な花をつけます。

オガタマノキの名前は「招霊（オキタマ）」が由来とされ、古くから神事と密接な関わりを持つ木です。一説によれば、巫女舞を始めとした神事に使われる鈴、この鈴の形状は、オガタマノキの果実と種子の様子を模したものと言われています。天祖神社に残る「天の岩戸開き」の絵馬にも、芸能の女神である天宇受売命（あめのうずめのみこと）が鈴を手に持ち踊る様子が描かれています。

杜のまちやとオガタマノキのあるこの場所は、かつて天祖神社の森の一部でした。オガタマノキは、かつての杜の記憶を伝え、これからのときわ台の街を杜のまちやと一緒に見守ってくれることでしょう。

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